インテリアデザインテクニック−−ジェット機は美しい

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ジェット機は美しい-機能とデザイン

−−住宅設計インテリアデザインテクニック
インテリアデザイン 住宅設計事務所 建築家木村俊介 06
 今世紀で一番偉大な建築家の1人であるル・コルビュジェという人がいった言葉に、有名な「住宅は住むための機械である」というのがあります
 
 形態は機能に従い 機能に忠実であればあるほどその形態は美しい というこの思想 機能主義は 建築の世界においては つい最近まで誰も疑いをもたなかった考え方です
 わかりやすく説明すれば 機能を第一に考え 無駄になるものを一切排し 性能のみをとことんまで追求してできたものは美しいということです

 たとえばジェット戦闘機 どこから見ても 誰が見ても美しさを感じる典型です
 
 建築の世界にも同じ考え方があります
 
 住宅のインテリア空間にも当然同じ考え方があるに違いありません

 もっとも 今一番ナウイのはポストモダンの世界
 
 装飾もない機能一点張りでは古いのではないか とお思いかもしれませんが
 
 なにもむずかしく考えなくても 機能的に住宅をつくれば 便利に生活する事ができるというものです 

 限られたスペースの中を工夫して 少しでも住宅のインテリア空間を広く使うことを可能にさせ 快適で便利な生活のしやすさを実現するためには 機能主義が真理でもあることに間違いのあろうはずはありません
 
 そしてその機能の追求は住宅ではインテリア空間の美しさに繋がるわけなのですから この主義を利用しない手はありません
 住宅設計では 機能的なプランニングから始まり 空間の立体的な構成を考えるにあたって まず必要なのは無駄な寸法を排する事です
 
 寸法を小さくするのではありません 機能的に十分である寸法をきちんと吟味し それ以上のスペースにしないということです

 もちろん住宅には無駄な空間があってはいけないわけではありません いやむしろ住宅においては無駄なスペースがないと毎日の生活に息がつまるというものです

 ですが 限りあるスペース それもあまり広くない住宅の場合のことを考えているのです
 
 無駄なスペースをでき得る限り排して それから生まれたスペースの積み重ねを たとえ1平方メートルでも 少しでも手足をのばして寛ぎたい居間や食堂にまわした方が より快適な毎日がおくれることになるのではないでしょうか
 そして住宅のインテリア空間に余裕ができてきた時に はじめて寸法的な遊び 装飾の楽しさ の世界に少しずつ足を踏み入れていくことにもなるでしょう
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 住宅間取り例(平面プラン例)
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